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愛車との思い出

学生の時、ガンガンバイトをしてやっと買った車があった。もちろん国産の中古車。それでも大切に乗って最後は車買取サービスにひきとってもらった。

でもいくらにもならなかったよ。

かった時の金額が金額だったから、それはしかたのないことだったが、担当者がほとんどオジサンと同年代の人だったから、ありがたかった。

自分と愛車との思い出話を親身になって聞いてくれたり、自分のこともいろいろ教えてくれたりしたな。

いわゆる馬があって、そこからつき合いが始まって、そこで車を買ったりしたんよ。

このときの車はノリつぶしたということになるな。走行距離は7万キロぐらいかな。

    一回りはしなかったけどよく走ってくれた。こだわったのはミッション車で、1速、2速とシフトをあげる感覚がとっても良かった。

    オジサンが一生懸命バイトに明け暮れたのは、この愛車につぎ込んでいたと言っても過言ではない。一年で2万キロ走ってたからね。高速代とガソリン代、オイル代やらでほとんどが消えてしまう。でも、まあ、それだけ暇だったと言えるね。なんせ学生でしたから。

    車買取サービスの担当者は、もうつぶすしかない車だということで、シフトレバーを外して持ってきてくれた。

    この人はちゃんと思い出をわかつてくれる人なんだとおもった。

    人間ってこう言うところで、結びつくんだよね。

    どれだけ相手の気持ちを汲んであげられるかと言うことだと思う。

    いまでもそのシフトレバーは自分の部屋の目につくところに飾ってある。時々握ってみると、あの時の思い出がよみがえってくる。

    あいつが担当してくれてよかった。しみじみとそう思うよ。

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